CUUとICUの違い

CUUとICUの違い

CUUとICUの違い

- 概要 -

CUUは心筋梗塞や狭心症などの冠動脈疾患を治療する為の集中治療室である。ICUは内科、外科に関わらず24時間体制で治療を行える集中治療室である。

- 詳しい解説 -

CUUはCoronary Care Unitの略であり、Coronaryとは冠状動脈や心臓の意味を持つ語である。そのためCUUは心筋梗塞や狭心症などの冠動脈疾患を治療することに特化した集中治療室であり、疾患に問わず対応する集中治療室であるICUよりも、専門的な集中治療室と言える。専門的な集中治療室は他にも新生児の治療に特化したNICUや脳神経外科集中治療室のNCUなどが存在する。


ICUの形態は医療施設により様々であるが、救急患者の蘇生や一時処置をした後に経過をみることを目的としたER(救急救命室)に付属したEICU(Eはemergencyの頭文字)や、術後の管理、院内急変、外来患者の入院などに対応するGICU(Gはgeneralの頭文字)が存在する。尚、ICUでの入院の際『特定集中治療室管理料』を加算する医療施設もあり、その場合入院費は高額となる。