延焼と類焼の違い

延焼と類焼の違い

延焼と類焼の違い

- 概要 -

延焼とは、火元から別の場所、物へ燃え移ることである。類焼とは、別の場所、物から燃え移ってくることである。

- 詳しい解説 -

延焼とは、火元から別の場所や物へ燃え移ることである。日本の法律では「延焼罪」という罪があり、自分の所有物に放火をおこない、予期せずそれが別の場所、物へ燃え移ってしまった場合(この場合は他人所有分に燃え移ってしまった場合)に適用される。

類焼とは、別の場所や物が火元で、そこから燃え移ってきたときのことをいう。つまり、類焼という表現を使う場合は、別に火元がありそこから燃え移ってきたことにより被害を受けた側の言い方である。

延焼と類焼を実際に使い分けてみると「自宅のキッチンから火が出てしまい、風が強かったので隣の家にまで延焼してしまった」「隣の家から火が出たようで、風が強かったので、我が家にまで類焼してしまった」と使い分けることができる。