オイルヒーターとセラミックファンヒーターの違い

オイルヒーターとセラミックファンヒーターの違い

オイルヒーターとセラミックファンヒーターの違い

- 概要 -

オイルヒーターとは、容器内のオイルを暖め循環させることによってその放熱する暖房器具である。セラミックファンヒーターとは、熱をもったセラミックに送風を通し、暖められた風を送り出す暖房器具である。

- 詳しい解説 -

オイルヒーターとは、密閉された容器内(多くの場合表面積を大きくした形)のオイルを暖め循環させることによって、加熱板から放熱を行い、部屋を暖めることを目的とした暖房器具である。

他の暖房器具に比べ高温にならない為、火災の危険がなく、やけどの危険も低い。また、燃焼を行わない為、部屋内の空気も汚れず、風が起きることもない。その他にも、燃料補給などの必要もなく、メンテナンスが容易などの利点がある。反面、暖められた空気が徐々に対流し部屋全体が暖まる為、暖まるのが遅いなどの欠点がある。


セラミックファンヒーターとは、オイルヒーターと同じく燃焼を行わないタイプの暖房器具である。特殊加工されたセラミックを発熱させ、ファンによりその発熱した部分に風を通すことにより、暖かい風を出すことができる。ニクロム線とセラミックの違いはあるものの仕組みとしては、ドライヤーの温風と同じ原理である。

すぐ暖かく利点があるが、部屋全体を暖めるには効率が悪いこと、連続で使用すると消費電力が高いなどの欠点がある。