落ちると墜ちるの違い

落ちると墜ちるの違い

落ちると墜ちるの違い

- 概要 -

落ちるとは、上から下に物理的に移動すること。墜ちるも同じ意味で用いられるが、通常おちてはいけない場面で墜ちてしまうことに用いられることが多い。

- 詳しい解説 -

落ちるも墜ちるも、同じ意味を持つ語として用いられることが多い。「おちる」で辞書をひくと、同じ箇所で同じ意味として説明されていることが多い。用語としての意味はいくつかある。ただ、墜ちるの漢字「墜」は「失墜」「墜落」など、通常おちてはいけない場面で墜ちてしまうことに用いられることが多い。

「リンゴが木から落ちる」「飛行機が墜ちる」など、物理的に上から下に移動すること。「邪気を振り落とす」「髪が抜け落ちる」など、今まであったものがなくなる、元に戻るなどを状況をさすこと。「頻度が落ちる」「順位が落ちる」など、高い状態を維持していたものの程度が下がること。「品格が落ちる」「社長から落とされた」など、社会的地位や立場や、名誉などが落ちること。「受験に落ちる」など、ある基準に達することができなかったこと。「ついに彼女をおとした」「犯人が執拗な取り調べでついに落ちた」など、ある状態が維持できなくなること。「締め技で落とす」など、気を失うこと。「電源を落とす」など用途は多岐にわたる。