終と完の違い

終と完の違い

終と完の違い

- 概要 -

終とは、最後であること、おしまいであることである。完とは、完全であること、全部そろった状態であることである。またその意味ゆえ最後であることの表現としても使われる。

- 詳しい解説 -

終とは、おしまいであることである。続いている物事の、それ以上の先がなくなることである。また、最後の部分という意味もあり、まだ、完全に終わっているわけではないが、終わりに差し掛かっていることを指して用いられることもある。「最終手段」「終電」などは終わったことではなく、終わりに近いことをさした表現である。

完とは、完全であること、全部そろった状態であることである。すっかり、まったく、全部が完全に終わった状態であることをさしている。その意味ゆえ、「終」と同じように最後であることの表現としても使われることもあるが、「終」が終わりに差し掛かっていることも含まれているのに対し、「完」は完全に終わっている状態を意味する為、完全に終わった後の状態とといえる。