開発途上国と発展途上国の違い

開発途上国と発展途上国の違い

開発途上国と発展途上国の違い

- 概要 -

開発途上国とは、先進国と共産圏諸国以外の低所得水準の国のことである。発展途上国も同じ意味で用いられる。

- 詳しい解説 -

開発途上国とは、先進国と共産圏諸国以外の低所得水準の国のことである。発展途上国も同じ意味で用いられる。英語では、「developing country」と言われるが、この「develop」を「開発」と訳すか「発展」と訳すかの違いである。その為、意味は同じであるが、国際的な場や公の場で発言される際は、「developing country」側の国や国の人々がどう感じるかによって使い分けれられることが多い、何れにしても先進国に比べて「発展途上」「開発途上」であるという見方は先進国側の主観に基づく見方である為、そして感じ方はそれぞれである為、どちらが適切かという判断は難しい。

先進国の対義語として「後進国」もしくは「低開発国」という語が使われていたが、遅れているという印象を与えてしまう「後進国」ではなく、開発や発展の途上にある国という意味で「開発途上国」と「発展途上国」という呼び名が1980年代頃から一般的になった。