狂牛病と狂犬病の違い

狂牛病と狂犬病の違い

狂牛病と狂犬病の違い

- 概要 -

狂牛病とは、牛の脳の中がスポンジのような状態で空洞化する病気である。狂犬病とは、ウイルス性の感染症である。感染しているう犬に噛まれると、人や別の動物も感染する。

- 詳しい解説 -

狂牛病とは、牛の脳の中がスポンジのような状態で空洞化する病気である。脳がスポンジ、つまり海綿状になる為、正式名称は「牛海綿状脳症」と言われる、英語では「Bovine Spongiform Encephalopathy」であり、狂牛病のニュースなどでよく耳にする「BSE」とは、この「Bovine Spongiform Encephalopathy」の頭文字からとった略称である。同じように脳の中が海綿状になる病気は、人間の場合「クロイツフェルト・ヤコブ病」という病気があり、狂牛病にかかった牛を食べることはもちろん危険視されているが「クロイツフェルト・ヤコブ病」の原因は、それだけではなく、また「アルツハイマー病」とも症状が似ていることから、死後解剖にて「クロイツフェルト・ヤコブ病」と判明することもある。日本国内では、BSEで死亡した人はいないが、一時期社会的問題となり報道も激化した為、農家や獣医など関係者が複数人自殺する結果となっている。

狂犬病とは、狂犬病とは、ウイルス性の感染症である。感染しているう犬に噛まれると、人や別の動物も感染する。犬だけでなく、コウモリや猫が病気を持っていることもある。ワクチンが存在し、もし狂犬病の疑いがある動物に噛まれた場合は、ワクチン接種を行えるが、発症後は有効な治療法はないとされている。また、飼い犬は一年に一回の予防接種が義務付けられている。