君臨と統治の違い

君臨と統治の違い

君臨と統治の違い

- 概要 -

君臨とは、国家やある分野に置いて、上に立ち絶対的な権力を行使することである。統治とは、権利ある者が、国などを治めることである。

- 詳しい解説 -

君臨とは、国家やある分野に置いて、上に立ち絶対的な権力を行使することである。その為、正当に、または積極的に国を治めるなどの政治活動を行っていないにもかかわらず、絶対的な地位と権力を持っているゆえに強い影響力をもっている状態である。

統治とは、国民や国土を最高権限をもって治めることである。

「国王は君臨すれども統治せず」という言葉がある。これは、ポーランド・リトアニア共和国 のヤン・ザモイスキという人物の言葉であるが、国王が絶対的な権限を持ち政治も行うのではなく、憲法により、国王(君主)の権限を制限する、立憲君主の考え方を持っており、自国でも立憲の確率を目指していた。国王という絶対的な立場に君臨しているものの、政治には関与しないことを指しているこの言葉は、後にイギリスなど他国でも用いられるようになった。