乞うと請うの違い

乞うと請うの違い

乞うと請うの違い

- 概要 -

乞うとは、相手に期待を込めてお願いする事である。請うとは、相手に許しや許可を求めてお願いする事である。

- 詳しい解説 -

乞うとは、「乞うご期待」や「教えを乞う」など、相手に期待を込めてお願いをする事である。その為、それほど深刻な状況ではなく、希望を込めてお願いする場面に多く使われる。「乞」という時には、ねだるなどの意味もあり「乞食」という字にも用いられている。その為、物などがもらえるかもらえないか、願いが叶えられるか叶えられないか非常に不確定な状況で、願っているといえる。

請うとは、「許しを請う」など、相手に許しや許可を求めてお願いする事である。「許可申請」にこの「請う」の文字が入っている事からも、「請う」が許可を求めるお願いである事がわかる。ある程度深刻な状況である事が多く、許しや許可が得られないと本当に困る状況、また、強く許しや許可を求める状況の際は「乞う」ではなく「請う」を使う方が適切と言える。