後進国と新興国の違い

後進国と新興国の違い

後進国と新興国の違い

- 概要 -

後進国とは、開発途上国、発展途上国のことである。新興国とは、急速に成長を遂げ、勢いが盛んな国のことである。

- 詳しい解説 -

後進国とは、先進国の対義語として用いられる、開発途上国、発展途上国の事である。以前は「後進国」もしくは「低開発国」という語が一般的によく使われていたが、遅れているという印象を与えてしまう「後進国」ではなく、開発や発展の途上にある国という意味で「開発途上国」と「発展途上国」という呼び名が1980年代頃から一般的になった。

新興国とは、政治・経済など国のあらゆる分野が、急速に成長を遂げ、成長が著しい、勢いが盛んな国の事である。ただ、多くの国が飛躍的に国が成長した時期というものを経験しており、その時期は紛れもなく「新興国」であったと言えるが、成長の盛りである国が自身で「今、我が国は新興国だ」と判断するのは、些か難しいと言えるかもしれない。客観的に、他国からみて、または過去を振り返り「新興国だ」とか「新興国だった」と言われる。