降伏と投降の違い

降伏と投降の違い

降伏と投降の違い

- 概要 -

降伏とは、戦いが負けであることを認め、敵に服従する意思を示すことである。投降とは、負けを認め、戦いを放棄することである。

- 詳しい解説 -

降伏とは、戦いが負けであることを認め、敵に服従する意思を示すことである。戦争などにおいては、基本的に降伏は、上層部の判断で行われ、兵士は降伏を命令として行う。自分自身で降伏することも可能ではあるが、戦闘の混乱時に自分だけ降伏のそぶりをしても危険なことも多く、見方からも敵前逃亡とみなされることもある。

このように降伏は、その状況を指して用いられる。一方、投降とは、状況ではなく、その具体的な行為事態のことである。例えば、「兵士が、負けを認め投降してきた」と使うことはできるが、「〇〇(国名)は、負けを認め投降した」とは言わず、「〇〇(国名)は、負けを認め降伏した」と言う。これは、兵士は実際に戦場にて、負けを認めて、戦いを放棄する行動を取っているが、国が負けを認めて降伏するのは、何か具体的な行動というより、その戦いに対する状況だからである。