硬葉樹林と照葉樹林の違い

硬葉樹林と照葉樹林の違い

硬葉樹林と照葉樹林の違い

- 概要 -

硬葉樹林とは、硬く小さい葉が特徴の乾燥に強い樹木が生えた森林のことである。照葉樹林とは、雨が多い地域に多い、光沢してみえる葉が特徴の森林である。

- 詳しい解説 -

硬葉樹林とは、広葉樹林の1つで、地中海地方に多く見られた、雨が少ない乾燥した地域でも生息できる木々の森林である。オリーブやコルクガシなどをはじめとする、小さく硬い葉を持った木々が特徴である。ザクロやイチジク、アーモンドなど味をつける木々もある。地中海性気候でも生息できる森林であったが、現在は地中海は人類の発展とともに森林の面積は減っておりほとんど残っていない。オーストラリアも似たような気候から、硬葉樹林が多く存在する。ユーカリなどもまさしくこの種である。

照葉樹林も、同じく広葉樹林の1つで、温帯の夏季多湿の地域に多く見られる。大きく光沢のある葉が特徴である。日本でも、本来多く見られた森林であるが、森林伐採など人間の手が加わり落葉広葉樹林に変わってしまった森林が多くある。本来は、シイやカシといった種の木々で構成される。