国民審査と国民投票の違い

国民審査と国民投票の違い

国民審査と国民投票の違い

- 概要 -

国民審査とは、最高裁判所の裁判官がふさわしいかどうか国民が審査する制度である。国民投票とは、ある論題について、国民が直接、意見を投票する制度である。

- 詳しい解説 -

国民審査とは、公務員や法律に対して、国民が直接審査を行うことができる制度である。日本では、衆議院選挙の際に、最高裁判所の裁判官がふさわしいかどうかを審査し、もしふさわしくないと思う裁判官がいる場合、国民が直接「罷免を可とする票」を投票することができる。「罷免を可とする票」が過半数を超えた場合、その裁判官は罷免される。

国民投票とは、ある論題について、国民が直接意見を投票する制度である。普段は国民の投票により選出された国会議員が国民の代表として様々の議決を行っているが、この様な国民が直接関わっていない間接的なものではなく、直接、国民が意見を投票できるのが特徴である。日本では、日本国憲法を改正する場合に国民投票を行うことになっている。