骨髄腫と白血病の違い

骨髄腫と白血病の違い

骨髄腫と白血病の違い

- 概要 -

骨髄腫とは、骨髄の中でつくられる形成細胞の腫瘍である。白血病とは、白血球の生成組織の悪性腫瘍である。

- 詳しい解説 -

骨髄腫とは、骨髄の中でつくられる形成細胞の腫瘍である。血球が減少することにより貧血を起こしやすくなる。骨に障害が起こり、腰痛が起きたり、骨折しやすくなる。腎臓の機能が低下し、むくみが出たり尿が減る。など、大きく分けて、血液、骨、腎臓において症状がでると言われている。特に、骨に症状がでるのは骨髄腫の特徴であるが、これは骨髄腫細胞が、骨を壊す物質を出したり、別の細胞に対して骨を溶かす物質を出すよう働きかけるのが原因である。

白血病とは、白血球の生成組織の悪性腫瘍である。白血球をはじめ血液は、骨の中にある骨髄で、血液細胞の元である造血幹細胞から増殖しながら分化して造られる。白血病は、その血液を造る段階で異常がおき、ガン化した白血球が増殖してしまう状況である。白血球が増え、赤血球が減る為、貧血、倦怠感、無気力、体重減少、脾臓の増大などの症状がでる。