青と紺の違い

青と紺の違い

青と紺の違い

- 概要 -

青とは、晴れた空の色であり、三原色(シアン・マゼンタ・イエロー)の1つである。紺とは、紫色を帯びた濃い青色、濃い藍色である。

- 詳しい解説 -

青とは、晴れた空の色、海の色として連想される事が多い。三原色の一色でもある為、大きな枠で色の系統としての青があげられる事も多い。昔は「青」というと、青緑色を指しており、森林の緑など緑色の物を「青」と呼んでいた。青リンゴを、緑色であるにもかかわらず青リンゴと呼ぶのはその為である。ちなみに、信号機の緑色を青信号と呼ぶ事も、諸説あるが、この件が無関係ではない。もっとも現在は、色盲などの色覚異常を持った方の為に、緑色よりも識別しやすい青に近い色が使われており、実際に「青信号」といえる信号が増えている。

紺とは、紫色を帯びた濃い青色、濃い藍色である。実際に染色などでは藍色を何度も染め重ねることにより紺色を出す事がある。紺色が紫がかって見えるのは、元の藍色に赤が含まれいる為、藍色を重ねれば重ねるほど赤も濃くなっていき、紫色を帯びた色となる。染色の代表的な色である為、「染物屋」のことを「紺屋」と呼ぶ事もある。