細則と要領の違い

細則と要領の違い

細則と要領の違い

- 概要 -

細則とは、法令や総則、規則などで述べられているものより細かい規則のことである。要領とは、物事の主要な部分、要点のことである。

- 詳しい解説 -

細則とは、法令や総則、規則などで述べられているものより細かい規則のことである。規則などを作成する際に、あまりにも細かい部分まで決めておくと、規則自体が不明瞭になってしまったり、細かい部分は状況によって変わる為、別にしておいたほうが良い場合など、理由は様々ではあるが、情報量が多い規則ほど、細則という形で、より細かい規則が設けられている場合が多い。

要領とは、物事の主要な部分のことである。大切な部分、つまり、話や物事の要点である。「要領を得ない」という語があるが、話の筋道が立っておらず、話の要点がわからず、結局何が言いたいのかわからない様を表している。

このように、細則と要領は、全く逆の意味を持つ言葉である。要領を得たものとする為に、細かい部分は細則として付け加える形にして、主要な部分を際立たせているとも言える。