失脚と粛清の違い

失脚と粛清の違い

失脚と粛清の違い

- 概要 -

失脚とは、今まで持っていた地位や立場を失う事である。粛清とは、不正な者などを厳しく取り締まり除くことである。

- 詳しい解説 -

失脚とは、理由はなんであれ、今まで持っていた地位や立場を失う事である。失脚の原因は様々であるが、失脚した者自身の失敗が原因の場合、誰か別の者から陥れられたことが原因など、必ずしも失脚した本人が悪いわけではない。

粛清とは、不正を行っている者、悪い事を行っている者を厳しく取り締まり、排除する事である。つまり、粛清という表現が用いられれている場合は、粛清を受けた本人が明らかに悪いことを行っており、それが原因で排除された状況を示している。

例えば、「今回の大統領の失脚の原因は明かされていない」といえば、大統領が大統領の立場を失った事は事実だが、その原因がどこにあるのかわからないという事である。「大統領は粛清を受け、今まで行ってきた数々の不正も明るみに出た」といえば、大統領が今までの不正が原因で厳しく取り締まりを受けその結果大統領の立場を失ったという事である。