呼吸停止と心停止の違い

呼吸停止と心停止の違い

呼吸停止と心停止の違い

- 概要 -

呼吸停止とは、呼吸が停止することである。空気が体に取り入れられない。心停止とは、心臓の鼓動が停止することである。血液が体に廻らない。

- 詳しい解説 -

呼吸停止とは、気道閉塞や、筋肉などの疾患により、空気を体に取り入れることができない状態になることである。分かりやすい例を挙げると、喉に餅を詰まらせ呼吸ができなくなるのも呼吸停止が起きている状態である。この状態が続くと、体の細胞に酸素が送られず、特に脳などは影響を受ける可能性が高い。また、呼吸停止をおこし、その状態が続くと、心停止も引き起こす。

心停止とは、心疾患を患った患者や、何らかの事故などにおいて、心臓の機能が停止することである。生命を維持することにおいて、致命的な状態であり、極めて危険な状態と言える。心停止を起こした者の死亡率は高く、蘇生が成功した患者でも、障害が起こる可能性がある。その為、街中には、医療関係者以外の一般市民でも処置を行える「AED」が設置されている。