ついにととうとうの違い

ついにととうとうの違い

ついにととうとうの違い

- 概要 -

ついにとは、長い経緯や努力などを経て、何かが実現したり、決定的な局面を迎えたりする様子を表現する際に用いる。とうとうとは、最終的な局面を迎える様子を表現する際に用いられる。

- 詳しい解説 -

ついにとは、何かが実現したり、決定的な局面を迎えたりする様子を表現する際に用いる。「ついに」は、漢字で書くと「遂に」や「竟に」や「終に」と書くが、「遂」は「完遂」「遂行」などの「遂」であり、これまでの長い経緯や努力などがあったこと、またそのような経緯の結果、完全な結果が出たこと、やり遂げられた結果であることがわかる。また、「終」の字からも、何かが実現したり、最終的で決定的な局面を迎えたりする様子を表現する際に用いられる。「竟」は音読みでは「キョウ」と読むが、終わること。結局は。などの意味が有る。「究竟」「畢竟」などで用いられる。


とうとうとは、最終的な局面を迎える様子を表現する際に用いられる。「とうとう」は、漢字で書くと「到頭」と書く。「到」は、「到着」「到達」「到来」などの「到」であり、物事が最終的な局面に達したことを表している。

前述の「遂に」がそれまでの過程も重視している表現なのに対し、「とうとう」は、最終的な局面を迎えたその様子自体に焦点を当てた表現である。