- 概要 -
住居とは、誰かが住処として生活をしている建物である。邸宅とは、住宅に限らず、誰かの持ち物である建物である。
- 詳しい解説 -
住居とは、誰かが住処として生活をしている建物である。邸宅とは、住宅に限らず、誰かの持ち物である建物である。一般的に「邸宅」というと、大きな家、やしきを連想することが多く、実際にそのような意味で用いられることが多い。
しかし、刑法に当てはめると、邸宅とは一般的な意味とは別の意味で用いられる。住居侵入の罪などについての刑法である、刑法第130条の中で、「人の住居若しくは人の看守する邸宅」という文があり、住居への侵入と、邸宅への侵入がそれぞれ述べられている。まず、住居侵入は、実際に誰かが生活をしている建物への侵入をする行為である。そして、邸宅は、住居（実際に人が生活している）ではないが、人の看守する、つまり、マンションの共有スペースで会ったり、空き家となっているものの、誰かの所有する家などが邸宅に当たる。