的確と適確の違い

的確と適確の違い

的確と適確の違い

- 概要 -

的確とは、的をえていて確かなこと、正確なことを表した表現である。適確とは、本体は「適正確実」や「適切確実」を略した語であり、的確と意味は異なるが、現代では同じ意味として扱っている辞書もある。

- 詳しい解説 -

的確とは、的をえていて確かであること、意図や真意を正確についていることを表した言葉である。

適確とは、的確と同じような意味で用いられることがあり、一部の辞書、特に近年発行されたような辞書では、同じ意味として、もしくは的確を正しいとした上で、適確も記載していることがある。

中国の古典でも、「的確」という言葉は見られるものの、「適確」という言葉は用いられていない。

適確という言葉は、「適正確実」や「適切確実」という言葉を略す形で「適確」と用いられるようになったと言われいてる。

現代では、的確の意味で適確が用いられることも多いが、それぞれの意味を正しく用いるのであれば、「緊急時の処置は適確に行ってください」「あなたの指摘は的確です」と使い分けることができる。