寒天と天草の違い

寒天と天草の違い

寒天と天草の違い

- 概要 -

寒天とは、天草などの粘液質を凍結させ乾燥させた食べ物である。天草とは、紅藻類テングサ科の海藻で、寒天の原料である。

- 詳しい解説 -

寒天とは、天草などの粘液質を凍結させ乾燥させた食べ物である。通常、天草などを一度洗い干したものに他の海藻をまぜ煮立てる。その後、うわずみを冷やし固め、凍結させ、再度干すという工程が取られる。
寒天という名前は、寒空のもとに、凍結させところてんとなったものをさらす為、「寒晒しところてん」という意味で、「寒天」と言われるようになった。

もとは、江戸時代に、偶然にも干されたところてんが海藻の臭みがなくなっていたことに気づいたのがきっかけである。

天草とは、紅藻類テングサ科の海藻で、寒天の原料である。読み方は「テングサ」である。赤紫の色をした海藻であるが、水にさらし、天日で乾燥させることを繰り返すと色が抜け白色になり、そのようになったものを用いることが多い。