国王と天皇陛下の違い

国王と天皇陛下の違い

国王と天皇陛下の違い

- 概要 -

国王とは、国の君主、王である。英語では「king(キング)」である。天皇陛下とは、日本国の象徴として存在する皇帝である。英語では「emperor(エンペラー)」である。

- 詳しい解説 -

国王とは、国の君主、王である。英語では「king(キング)」である。国の中で絶対的な権力を持っており、歴史の中では政治を行い国を治めてきた国王も沢山いるが、現在では、国王は政治に関与しないという国も多い。

「国王は君臨すれども統治せず」という言葉がある。これは、ポーランド・リトアニア共和国 のヤン・ザモイスキという人物の言葉であるが、国王が絶対的な権限を持ち政治も行うのではなく、憲法により、国王(君主)の権限を制限する、立憲君主の考え方を持っており、自国でも立憲の確率を目指していた。国王という絶対的な立場に君臨しているものの、政治には関与しないことを指しているこの言葉は、後にイギリスなど他国でも用いられるようになった。

天皇陛下とは、日本国の象徴として存在する皇帝である。英語では「emperor(エンペラー)」である。日本国憲法の中で、「国政に関する権能を有せず、内閣の助言と承認によって憲法に定められた国事行為のみを行う」と定められており、直接的に政治に関与することはできない。