- 概要 -
咽とは、口の奥の気管、食道へつづく部位のことである。喉とは、咽の下部から気管の上部あたりのことである。
- 詳しい解説 -
咽とは、口の奥の気管、食道へつづく部位のことである。喉とは、咽の下部から気管の上部あたりのことである。「のど」と表現する場合は、一般的に「喉」という表現を用いることが多い。「咽」を「のど」と読むこともあるが「咽」の常用漢字としての登録が「イン」という読み方の登録のみであり、「のど」という読み方は登録されていない。その為「咽」という漢字は「イン」という読みで用いられるのが一般的である。
口と鼻の奥の部分を「咽頭」と呼ぶ、さらに奥に食べ物を食道へ空気を気管へと仕分けをする役目をしている「喉頭弁」と呼ばれる器官があり、気管の入り口あたりを「喉頭」と呼ぶ。このように「咽」や「喉」という部位存在しないが、「咽頭」「喉頭」という部位からそれぞれがどの部分を示しているか判断することができる。