排除と排斥の違い

排除と排斥の違い

排除と排斥の違い

- 概要 -

排除とは、もともとあった場所、いた場所からおしだすように除くことである。排斥とは、ふさわしくないと判断し退けることである。

- 詳しい解説 -

排除とは、もともとあった場所、いた場所からおしだすように除くことである。排斥とは、ふさわしくないと判断し退けることである。
共に、何かを取り除いたり、退けたりする際に使われる言葉であるが、「排除」がおしだす、つまり、力に任せて、問答無用で、強制的に取り除いたり、退けたりするニュアンスがある。例えば、「道路の雪を排除する」など、物などに対しても用いられ、心理的なものではなく、実際的な行動に対して用いられることが多い。

対して、「排斥」は、ふさわりくない言動や根拠などの退けるべき理由が明確な状態で、そのものを退ける、拒むことである。その為、排除よりもより心理的なニュアンスがあり、心から拒み(時には憎み)退けることである。ただ、排除するだけでなく、感情的なものが込められていたり、より深い理由がある場合が多い。