増殖と繁殖の違い

増殖と繁殖の違い

増殖と繁殖の違い

- 概要 -

増殖とは、数が増えて多くなることである。繁殖とは、生命そのもの、また細胞などが新たに生まれ、増えていくことである。

- 詳しい解説 -

増殖も繁殖も、数が増えいくことに対して同じように用いられることが多いが、増殖は繁殖よりも広い意味があり、無秩序に、また管理された状態ではないのに、一人でに増えていくニュアンスがあり、「菌の増殖」など、予期しないものや悪いものに対してもよく用いられる。また、生物だけでなく、ものなどに対して用いられることもある。

一方、繁殖は基本的に生物に対してしか用いられることがなく、生物そのものの数が増えていくことや、細胞などが増えていくことに対して用いられる。繁殖の「繁」は、「繁栄」の「繁」であり、ただ増えていくだけでなく、古いものが死に、新たなものに生まれ変わって、繁栄しながら増えていく意味合いが含まれている。

分野によって、「増殖」や「繁殖」が使い分けられている場合もある。