裁判例と判例の違い

裁判例と判例の違い

裁判例と判例の違い

- 概要 -

裁判例、判例共に、裁判の結果を示した言葉であるが、一般的に、裁判例の中でも、特に(裁判例として)価値のある判決のことを、判例と呼ぶ。

- 詳しい解説 -

裁判例、判例共に、裁判の結果を示した言葉であるが、一般的に、裁判例の中でも、特に(裁判例として)価値のある裁判例のことを、判例と呼ぶ。もちろん、それぞれの裁判に価値の差があるわけではなく、当事者や関係者にすれば大事な裁判であるが、判決を出す際に、過去の裁判例が参照されたり影響を及ぼすことはある。そのような意味で、影響力のある、もしくは、何かしらの基準となるような裁判例という意味で、価値のある裁判例のことを、判例と呼ぶ。

最高裁まで争ったから判例、下級審は裁判例というような明確な基準があるわけではなく、下級審の裁判例であったとしても、判例として扱われ、その判例が新たな裁判へ影響を及ぼす場合もある。逆に、最高裁の裁判例であっても、判決とは扱われない場合もある。