引き止めると引き留めるの違い

引き止めると引き留めるの違い

引き止めると引き留めるの違い

- 概要 -

引き止めると引き留めるは、何かしようとしていた、どこかへ行こうとしていたという動作を、引っ張るようにとめたという意味で使われ、多くの辞書でも、同じ意味、用法を示している場合が多い。留めるの方が、より強く、より長く引き留めた印象が伝わる。

- 詳しい解説 -

引き止めると引き留めるは、同じような意味で使われ、多くの辞書でも、同じ意味、用法を示している場合が多い。

「止める」と「留める」に関しても、同じ意味、用法を示している場合が多いが、「止める」とは、英語で言えば「stop(ストップ)」であり、動きを静止するという意味がある。つまり「引き止める」と表現した場合は、何かしようとしていた、どこかへ行こうとしていたという動作を、引っ張るように止めた、ストップさせたというニュアンスであり、物理的な行動を強調した言い方である。

一方、「留める」とは、英語でもちろん「stop(ストップ)」と訳される場合もあるが、結ぶなどの意味がある「bear(ベア)」や、保つなどの意味がある「keep(キープ)」と訳される場合がある。つまり「引き留める」と表現した場合は、何かしていた状況を続けるようにした、どこかへ行こうとしていたという状況を止め、同じ場所に居続けるようにしたという、今までのことを続けるように、同じ状況を保つようにしたというニュアンスが伝わる。