身の回りと身の周りの違い

身の回りと身の周りの違い

身の回りと身の周りの違い

- 概要 -

身の回りとは、「周」という時の音読みがない時代から用いられた表記で、テストなどではこちらが正しいとされることが多い。身の周りとは、用途、意味を考えれば「回り」よりも正しい表記と言える。

- 詳しい解説 -

身の回りとは、自分の周りのこと、自分の周辺のことである。この意味を考えると「身の周り」と表記するのが正しいと思える。ただ、「周」という漢字は、現在は、常用漢字として音読みとしての「シュウ」訓読みとしての「まわ・り」という読み方が登録されているが、昔は、音読みしか存在せず、「まわ・り」という訓読みが存在しなかった。その為、「身の回り」と表記するようになり、それが正しいとされることが多い。実際に、試験などで、「身の周り」と表記して減点される場合もあり、辞書でも「身の回り」の表記になっていることが多い。

ただ、冒頭でも触れたように、意味や用途を考えれば「周」の方が適切である為、学校の先生の中には、「身の周り」が正しいとして教える先生もいる。