保安林と民有林の違い

保安林と民有林の違い

保安林と民有林の違い

- 概要 -

保安林とは、公益や防災を目的として、指定されている森林のことである。民有林とは、国有林以外の、個人や会社などが所有している森林のことである。

- 詳しい解説 -

保安林とは、公益や災害を防止するなどの目的で、農林水産大臣、もしくは都道府県知事が指定した森林の事である。水源かん養保安林、土砂流出防備保安林、なだれ防止保安林、落石防止保安林など、目的ごとに保安林の種類が分けられている。保安林の伐採、家畜の放牧、樹根の採取など、保安林に影響を及ぼす行為を行う際は、都道府県知事への届出、場合によっては許可が必要である。

民有林とは。国有林以外の、個人や会社などが所有している森林のことである。県や市町村など地方自治体が所有している森林も、国有林ではないため民有林と呼ばれる。民有林とは、そのような国有林ではない森林の総称のため、その中で公有林、私有林と分類されている。このような、公有林、私有林を総称した言葉やそれに対する法律は日本特有のものであり、英語やフランス語ではそのような表現はない。