孟子と老子の違い

孟子と老子の違い

孟子と老子の違い

- 概要 -

孟子とは、紀元前300年後半から紀元前200年ごろ生きた中国の儒学者である。老子とは、紀元前600年ごろに生きた中国の哲学者である。

- 詳しい解説 -

孟子とは、中国の春秋戦国時代において、影響力を持った学者の中でも有名な人物である。学者といっても、当時は宗教の影響も大きく受けており、孟子は、儒学者と言える。紀元前300年後半から紀元前200年ごろ生きたとされており、儒教の教えの中で、前の時代を生きた孔子についで重要な人物とされている。孔子と孟子の教えを「孔孟の教え」と呼ばれる。

人は生まれながらに善であるという「性善説」を思想として持っており、儒教の教えを広め、王道政治を目指した。

老子とは、前述の孟子よりも前の時代、紀元前600年ごろに生きた人物で、同じく、中国の春秋戦国時代において、代表的な学者の一人である。のちに広まった道教は、老子の教えが元になっていると言われている。