アルツハイマーと物忘れの違い

アルツハイマーと物忘れの違い

アルツハイマーと物忘れの違い

- 概要 -

アルツハイマーとは、普通であれば忘れないような基本的、根本的なことも忘れてしまう病気である。物忘れとは、基本的な部分は覚えているが、詳細が思い出せないなど、一部分を思い出すことができない状況である。

- 詳しい解説 -

アルツハイマーとは、一般的には65歳以上で発病する可能性がある、認知機能の低下が起こる病気である。65歳未満でも発症こともあり、その場合は若年性アルツハイマーと呼ばれる。単純にものを忘れるというわけではなく、記憶、学習、認知、問題解決など様々な分野での障害が起こり、症状がひどくなると日常生活もできない状況になることが多い。このように記憶以外の部分でも様々な影響を及ぼすため、人格が変わってしまったような振る舞いが見られる場合もある。

物忘れとは、基本的な部分は覚えているが、詳細が思い出せないなど、例えば、昨晩夕食を食べたことは忘れていないが、何を食べたかメニューがなんだったかが思い出せないというように、一部分を思い出すことができない状況である。大抵は、時間をかけたり、ヒントを得ることによって思い出すことができる。