調整池と遊水地の違い

調整池と遊水地の違い

調整池と遊水地の違い

- 概要 -

調整池とは、洪水などを防ぐために雨水の河川への流出を調整する池のことである。遊水池とは、洪水を防ぐために一時的に水を逃がすことができる土地である。

- 詳しい解説 -

調整池とは、大雨が降った際、河川の水位が危険なレベルまで上がったり、洪水を起こすのを防ぐため、河川へ流れ込む水の量を調整するための池のことである。上記の目的として設計され設置された池であり、基本的に常に水がある池である。地方自治体によって、呼び名や定義が異なることがある。

遊水池とは、普段は水がない土地であるが、大雨などの際、洪水などの水害が起きるのを防ぐために、一時的に水を流し込み、もしくは自然と貯まるようにしている土地のことである。河川敷や地下に作られている貯水池の地上部分などに作られることが多く、平常時はスポーツグラウンドや公園などとして用いられていることが多い。ただ、遊水池として用いる頻度が高ければ、単純に水気が常にあったり、それにより植物が生い茂ってしまったりして、平常時の利用に支障をきたすことも多い。調整池と同じく地方自治体によって、呼び名や定義が異なることがある。