介護と養護の違い

介護と養護の違い

介護と養護の違い

- 概要 -

介護とは、高齢者や病気などで援助が必要な人の世話をすることである。養護とは、度合いに応じて特別な援助を行うことである。

- 詳しい解説 -

介護と養護は、言葉自体は同じようなシチュエーションで用いられることが多い。この二つの言葉を用いた語の中で、「介護老人福祉施設」と「特別養護老人ホーム」という施設名がある。

これらの施設はそれぞれ、違う特徴がある。
介護老人福祉施設とは、要介護認定は受けているが入院の必要はない人が入ることができる。病院と老人ホームの間の位置付けでリハビリなどを行うことができる。常駐医師や看護師、理学療法士など、専門スタッフの人数などの決まりが設けられている。また、症状の改善が見られた場合、施設を出るというのも介護老人福祉施設の特徴の一つである。

特別養護老人ホームとは、一般的には老人ホームと呼ばれ、65歳以上で要介助認定を受けており、生活の助けが必要な高齢者が入る施設である。介護老人福祉施設と違い、常駐医師はいない場合が多い。また、亡くなるまで特別養護老人ホームで過ごすことができる点も介護老人福祉施設との違いである。