リトマス紙とph試験紙の違い

リトマス紙とph試験紙の違い

リトマス紙とph試験紙の違い

- 概要 -

リトマス紙とは、リトマスゴケなどから取られる染料を染み込ませた、酸性、アルカリ性の判別を行うための紙である。ph試験紙とは、指示薬を染み込ませた紙で、その紙の色の変化から水素イオンの濃度を測ることができる。

- 詳しい解説 -

リトマス紙とは、リトマスゴケなどの地衣類から取られる染料が染み込ませてあるろ紙である。対象の物体(特に液体)をリトマス紙に付着させ色の変化から、酸性かアルカリ性かの判断を簡単に行うことができる。リトマス紙自体は、ピンク色のものと水色のものが存在するが、酸性であれば赤へ、アルカリ性であれば青へ色が変化する。リトマス紙は簡単に酸性、アルカリ性の判別をすることができるため、学校の授業などでも扱われるが、濃度などを判断することは難しい。また、瞬間的に色が変化することから、比喩として用いられることもある。

ph試験紙とは、指示薬を染み込ませた紙で、その紙の色の変化から水素の濃度を測ることができる。phのpはペーハーを表し、Hは水素の元素記号である。phの値が、7であれば中性であり、それより数値が大きい場合はアルカリ性、小さい場合は酸性である。リトマス紙と違い数値により濃度も調べることができる。