冷酷と冷徹の違い

冷酷と冷徹の違い

冷酷と冷徹の違い

- 概要 -

冷酷とは、思いやりがなく、酷いことを躊躇なく行う様子である。冷徹とは、感情の影響を受けず、冷静に物事を判断できることである。

- 詳しい解説 -

冷酷とは、本来なら人の温かみや良心などの感情がブレーキをかけるような、酷い言動も躊躇なく行うことができ、思いやりがない冷たい様子である。もごい、無慈悲などと表現されることもある。「冷酷な人」や「冷酷な仕打ち」などと、「冷酷な・・・」と用いられることが多い。ちなみに、冷酷は英語で「reuthless」という語であるが、これは、哀れみや同情の意味を持つ「reuthe」という語と、それを打ち消す「less」が組み合わさった単語である。

冷徹とは、感情の影響を受けず、冷静に物事を判断できることである。前述の「冷酷」と似た言葉のため、この「冷徹」も悪いイメージを持ちがちであるが、「冷徹」の「徹」とは、「徹夜」などの「徹」で、貫き通すという意味がある。つまり、冷徹とは、冷静さをどんな時も貫き通す様子のことである。