自身と自体の違い

自身と自体の違い

自身と自体の違い

- 概要 -

自身とは、自分のこと。また、前につく人物を体言するように用いられる。自体とは、前につくものを体言するように用いられる。

- 詳しい解説 -

自身とは、自分の身、つまり自分のことである。ただ、この用途で用いられることは少なく、「自分自身」「彼自身」「あなた自身」など、前につく人物をより強調する為に、体言する形で用いられることが多い。

自体とは、自分の体と書くが、前歴の自身の様に自分のことを指して用いられることはほとんど無い。第三者が、なにかの団体や物について述べる際、前につくものをより強調する為に、体言する形で用いられる。「あの国自体」「この学校自体」「この会社自体」と団体に対して用いられるほか、「この時計自体」「あの車自体」とものに対して用いられることが多い。一個人の人に対して用いることも可能ではあるが、個人に対して体言する言葉を用いたいのであれば、自身の方が適切である。