ソマリアの国旗の意味由来

ソマリアの国旗の意味・由来
とてもシンプルな国旗だから、覚えやすいんじゃないかな?淡い青色と白の配色は、国連の旗に由来しているんだ。ちなみに国連の旗は、青地で真ん中に世界の地図とオリーブの葉が白で描かれたものだよ。どうして国連の旗に由来するのかって?それは、ソマリアがかつて国連の管理下に置かれていて、国連の援助で独立できた国だからなんだ。真ん中の星は、アフリカの自由とソマリアの統一、そしてソマリ人のかつての5つの居住地を表しているよ。5つの居住地っていうのは、19世紀後半に、ヨーロッパ諸国がアフリカを分割したときのソマリ人の住んでいた場所で、「イギリス領ソマリランド」「イタリア信託統治領ソマリア」「フランス領ソマリ海岸(現在のジブチ)またはフランス領アファル・イッサ」「オガデン(エチオピア内のソマリア地区)」「イギリス領ケニア植民地」のことだぞ。この5つを統一したい、という考え方を「大ソマリア主義」というよ。星に込められた統一の願いは、大ソマリア主義とつながるとも言われているんだ。シンプルな国旗に、大きな願いが込められているんだね。