西サハラの国旗の意味由来

西サハラの国旗の意味・由来
この旗は、もともと西サハラで独立を目指している組織、「ポリサリオ戦線」の旗なんだ。ポリサリオ戦線が、西サハラという国ができたぞ!と宣言した日に、自分たちが使っていた旗を、そのまま国旗にしたんだよ。黒・白・緑・赤は、「汎(はん)アラブ色」と呼ばれていて、アラブ諸国がよく国旗に使う色なんだ。第一次世界大戦中に、アラブ人のオスマン帝国からの独立と、アラブ人国家をつくることを目的とした「アラブの反乱」で使われていた、「アラブ反乱旗」に由来しているぞ。それぞれの色は、時代ごとに活躍したアラブ系の指導者や政権を表しているよ。西サハラの国旗の真ん中にある三日月と星は、アラブ人が信じる宗教である、イスラム教のシンボルさ。この三日月と星は、国旗の裏側には描かれていないんだ。世界でも、表と裏でデザインが違う国旗を使うのは3か国(西サハラ、パラグアイ、サウジアラビア)だけなんだって!気になる人は調べてみてね。