アルバニアの国旗の意味由来

アルバニアの国旗の意味・由来
真ん中の黒いシンボルはなんだろう?これは「双頭の鷲(わし)」といって、頭が2つあるワシを表しているんだ。15世紀に、オスマン帝国の支配に抵抗して、少しの間独立を勝ち取ることに成功した、英雄スカンデルベグが使っていた紋章をもとにしているんだよ。1912年から公式に国旗として使われているんだけど、政権が変わるたびに、ワシの頭の上に特別なデザインがされてきたんだ。独立直後は独立の星、王権だったときは冠、って具合さ!今のデザインになる前は共産党が政権を握っていたから、金で縁取られた赤い星が描かれていて、共産党が崩壊した後、星が取り除かれたんだよ。「双頭の鷲」は、東ローマ帝国の象徴としても有名なんだけど、「アルバニア人はワシの子孫」っていう伝説があったから、英雄スカンデルベグも、自分の象徴に双頭の鷲を選んだ、と考えられているぞ。国旗が赤地なのは、赤がオスマントルコのシンボルカラーで、その上に英雄スカンデルベグが考えた紋章を描くことで、長い間支配されていたトルコからの独立を強調しているんだ。