スペインの国旗の意味由来

スペインの国旗の意味・由来
赤と黄色の配色は、1785年にスペイン国王カルロス3世が、白い旗が多くて見分けがつきにくい、という理由で、国章の入った白い海軍旗を、赤と黄色にしたことが始まりなんだ。スペイン各地で使われていた紋章の色から採用したんだよ。国旗はその配色から、「血と金の旗」とも呼ばれているんだ。赤は国を守るために流された血、黄色は富や帝国を表すぞ。豪華な国章には、スペインの歴史や地理がたくさん詰まっているんだ。上の大きな王冠と、右の柱の上の小さな王冠は同じもので、スペイン王の王冠、左の柱の上の王冠は、カルロス1世の王冠だよ。両脇の柱は、「ヘラクレスの柱」といって、ジブラルタル海峡の両岸を表しているぞ。リボンには、ラテン語で"Plvs Vltra"「より彼方の世界へ」と書かれているんだ。中央の盾の形の部分には、左上から時計まわりに、カスティーリャ、レオン、アラゴン、ナバラという、スペインを形成したかつての王国の国章が並んでいるよ。下のザクロの紋章はグラナダ王国のもので、中央の紋章は王制が再び始まった時につけられた「ユリ紋」なんだ。