ボスニア・ヘルツェゴビナの国旗の意味由来

ボスニア・ヘルツェゴビナの国旗の意味・由来
他の国の支配から独立した後、新しく国旗を制定して丸く収まる、という国が多いけれど、ボスニア・ヘルツェゴビナは違うんだ。1992年にユーゴスラビアから独立した後、国旗が作られたんだけど、そのデザインが、主な3民族のうちのひとつである、ボシュニャク人を表すものだったんだ。だから、他の2つの民族であるセルビア人とクロアチア人が抗議して、うまく国がまとまらなかったんだよ。数年の内戦の後、平和協定を結んで、1998年に現在の国旗が制定されたぞ。青地に黄色と星のデザインは、ヨーロッパ連合(EU)に由来してるんだ。EUに加盟したいっていう意志の表れでもあるんだよ。三角形は、国土をデザインに取り入れたものであるのと同時に、主な3つの民族の融和と共存の願いが込められているぞ。また、黄色は希望を表しているんだ。この国旗は、1998年の長野冬季オリンピックに間に合うように作られたんだよ。3民族の象徴を入れずに作られて、平和の祭典で初めて掲げられたこの旗には、平和への願いがたくさん詰まっているんだね。