ルーマニアの国旗の意味由来

ルーマニアの国旗の意味・由来
ある説では、国旗の始まりになる旗が登場したのは、1848年のこと、フランスの自由思想の影響を受けた若者たちによって掲げられたそうだよ。その時は今の国旗と違って、ヨコ縞の3色旗だったんだ。青・黄色・赤の配色は、当時の領土だった「ワラキア」を表す黄色と青、「モルダビア」表す赤と青を組み合わせた、という説や、それぞれの色の意味として、青は澄んだ空、黄色は穀物や鉱物、赤は国民の勇気を表す、という説などがあるぞ。これらはすべて、公式の説明ではないんだけど、ルーマニア大統領府は、もっとはるか昔、ダキアを征服した、ローマのトラヤヌス帝の記念柱の浮き彫りを証拠として、国旗の由来が「ダキア軍旗」にである可能性が高い、と紹介しているんだ。1867年に、タテ3色の旗になって、それからは中央に紋章などが入ったものが使われていたけど、1989年に、紋章のない今の国旗になったんだ。ちなみに、チャドと全く同じ配色、デザインの国旗だけど、チャド国旗の方が青が濃いんだって。気になる人は見比べてみてね。