欺くと騙すの違い

欺くと騙すの違い

- 概要 -

欺くは人に信頼させておいて騙す行為を言うが、騙すは、巧みに言葉などで本当のことと思わせることを言う。

- 詳しい解説 -

騙すとは、人に巧みに言葉をかけて誘導したり、錯誤を起こさせるような仕掛けを作ったりして、本当でないことでも本当であることのように信じ込ませることを言う。

欺くとは、騙すの文語的な表現である。また、騙すの中の一つの形態であるといえる。それは、欺くは、一度自分を信頼させておいてそこから騙すことを言うからである。騙す場合は、その場でうそをついて、相手がそれを信じればそれが騙す、となるが、欺くは時間的にはもっと長い時間をかけて相手を信頼させ、その後にそれが本当ではなかったと暴露されるものである。そのため、欺くの方がより用意周到に長い時間をかけて人を騙す行為であるため、質が悪いといえる。

中には、自分の生存をかけて「欺いている」ものもある。例えば、虫の中には、自らの体の形や模様をある種の花そっくりにすることで、他の虫を欺いておびき寄せ捕食する者もある。その逆に虫の姿に擬態する花もある。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。