荒技と荒業の違い

荒技と荒業の違い

- 概要 -

荒技は相撲や柔道などの技で荒々しい激しい技のことをいい、荒業は武術などに限定されない荒々しい仕事のことをいう。

- 詳しい解説 -

荒技は荒い「技」のことで、技は柔道や空手、相撲などの武術で行われる相手にたいしてかける一定の動作のことをいう。そのため、荒技は武術などでなされる荒い技のことで、大きな動き、激しい、時に力任せの動きを伴ったもののことを言う。

荒業は荒い「業」のことで、業は行為や行い、仕事、職業などのことを言う。そのため、荒業は荒々しい仕事、力仕事のことを言う。

両者の区別はその動作・行為をした人が行ったのが武術などの型に基づく動作であった場合は荒技の方を使い、そうでない場合は荒業の方を使う。例えば、彼は空手の荒技を繰り出して相手をやっつけてしまった、彼の肉体は日々の荒業のおかげで筋骨隆々だ、といったように使い分ける。また、武術の力任せの技を例えて、彼は社内の反対を押し切り、今回の問題を荒技で乗り切った、のようにもつかうことができる。
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