い草と畳の違い

い草と畳の違い

- 概要 -

い草は熊本県の特産物で畳の表面の材料として使われる植物の名前である。畳をい草を主な原料として作られる日本伝統の床材である。

- 詳しい解説 -

畳は日本が古来から使用してきた伝統的な床材の一つである。畳の主な原料は稲わら、い草で、これに畳のヘリに使われる麻や綿、化繊などとなっている。つまり、畳とい草の違いはい草は畳の原料、畳はそれでできた製品という関係になる。

畳は畳床(たたみとこ)と呼ばれる稲わらを芯材として、その外側をい草を編んで作った畳表(たたみおもて)と呼ばれるシートでくるみ、最後に畳縁(たたみへり)と呼ばれる細長い布地で固定して作られる。

い草は湿地などの水気の多いところに生える多年生の植物で、熊本県八代地方が日本での一大産地である。い草は初夏のころに刈り取りが行われ、その後泥染めというい草独特の色や香りを出すための作業を行った後に一枚一枚織り上げられ、畳表として完成される。

よい畳表を見分ける時は、使われているい草の本数が多く、密度がしっかりしているかどうかが大事である。一般に一枚の畳表には4千〜7千本のい草が使われているといい、これが多ければ多いほど弾力性のある畳表になる。購入の際には畳表の弾力性はあるか、畳の目(織り目)が均一か、色むらなどはないかをしっかりと見た方がよい。
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