一読と通読の違い

一読と通読の違い

- 概要 -

一読は一度読むことまたはざっと内容に目を通すだけのことで、通読は最初から最後まで通して読むことを言う。

- 詳しい解説 -

どちらも資料や小説などの文章を読むことであるが、一読は一度読むこと、ざっと目を通すことを意味している。通読は最初から最後までを通して読むことを意味している。

ビジネスにおいて「ご一読ください。」という場合、一度全体に目を通してほしいという意味合いを持っているが、基本的にはその文章の主要な部分だけでもよいからを理解しておいてほしいという意味合いのほうが強い。そのため、資料の理解度は全面的でなく一部分のざっくりしたものでもよい。一方、「この資料を通読しておいてください。」という場合は、一読に比べて、ちゃんと資料全体に目をしっかり通してほしいという意味合いを持つことになる。そのため、理解度は一読よりもより深く全面的なものを求められている。もし、さらなる理解を求めるのであれば、「熟読しておいてください」というのが適切である。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。