居直ると開き直るの違い

居直ると開き直るの違い

- 概要 -

居直るは急に態度を強いものに変えることで、開き直るは同じく態度を変えることだが、荒々しいものになるまたはまじめになるの両方がある。

- 詳しい解説 -

居直るは「居」=座っている状態が「直る」ことからもともとは座っている人がその座っている姿勢を直す、居ずまいを正すことを意味する。しかし現在では、その人が座っているか立っているかにかかわらず、急に態度を変えて相手に対して高圧的に出ることを言う。例えば「居直り強盗」などは自分が窃盗に入った家で犯行が発覚した場合、逃げたり観念したりするのではなく急に態度を荒々しく一変させて、逆に家人などを脅しつけたりして金品を奪う強盗のことである。

一方、開き直るは同じく態度を変えることだが、結果、真面目になることもあれば、正反対にふてぶてしくなることもある。どちらの場合でも開き直ると表現してよい。そしてふてぶてしくなった場合には居直るとの区別はつかない。ということは開き直った後の態度が荒々しいものであるならばそれは居直っているということになる。つまり、開き直るの一形態が居直るである。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。