横断と通行の違い

横断と通行の違い

- 概要 -

横断とは横切ること、東西に通り過ぎること、異分野を超えて繋がることをいい、通行とはあるところを通っていくこと、広く一般に行われることをいう。

- 詳しい解説 -

横断とは、通りや川など対象物を横切ること、大西洋など広い範囲を東西に通り過ぎることをいう。断の文字がついているように、すでにある対象物の真ん中などを二つに切り分けるように通っていくことである。
対象物が長いもの(道路、川など)の場合には、長い方向を縦にした場合横方向に向かっての移動となるため横断という。

さらに、組織、機関など異分野を超えて繋がることをも横断といい、この場合は組織の垣根を切り分けてことからこの語がつかわれる。

通行とは、道などがあるところを通っていくこと、ある方向に向かっていくことを意味している。道路などの細長いものに沿って進むことである。

例えば、アメリカの大陸横断道にハイウェイの50号線があるが、これは、アメリカ大陸を東西に切り分けるように敷設されている。もしこの道路で大陸の反対側まで行ったとしたら「ハイウェイ50号線を通行して大陸を横断してきた」という。大陸を切り分けるように走っている(=横断)道路に沿って行った(通行)のである。
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