お疲れさまとご苦労さまの違い

お疲れさまとご苦労さまの違い

- 概要 -

お疲れ様とは、相手の労をねぎらう言葉で、目上目下関係なく用いられるものである。ご苦労様は目下にしか使わない。

- 詳しい解説 -

ご苦労様とは、相手の苦労や頑張りなどの労をねぎらう言葉である。一般にご苦労様は自分よりも目下(格下)の人に対して使うもので、目上の人にご苦労様と使うのは失礼であるとされる。

お疲れ様とは、相手の労をねぎらう時にかける言葉である。ご苦労様とは異なり、自分よりも目上の人に使っても失礼とはならない言葉である。お疲れ様は、目下はもちろん目上の人、同輩など、立場によらず使うことができる。

お疲れ様は、また、職場において、仕事が終わり帰る人に対してかけられる最も一般的な言葉である。帰る人はまだ仕事を続けている人に対して「お先に失礼します」と声をかけ、残っている人は帰る人に「お疲れ様です。」または「お疲れ様でした」と声をかけることが多い。ただ、残っている人が帰る人よりも目上の人である場合は「ご苦労様」「ご苦労様でした」と声掛けすることもある。このご苦労様とお疲れ様の使い分けも相手と自分の立場を量って、上か下かの判断により行われる挨拶である。
「新しいと真新しい」「イルミネーションと夜景」「金歯と銀歯」などなど、世の中にははっきりと説明できないよく似た言葉や物事が私たちが思っているよりもかなり多く存在しています。私自身学生時代からそのようなよく似た言葉・物事の違いを意識的に発見しては辞書やネットで調べるということを日常的にしていて、それが一つのライフワークになっていました。ある時期からその趣味?ともいえる調査・分析にどっぷりと浸かりまして、これまでエクセルにまとめた二つの類似した違いをネット上で公開し始め、今では複数の方のお力もお借りして実に多くの類似した言葉・物事をネット上で公開することができています。日本語は実に複雑怪奇・・・!そして面白いなと思います。「私語と雑談の違い」「失礼と非礼の違い」「始末書と反省文の違い」「すなわちとつまりの違い」うむむ・・・、よくわかりませんね。知らなくても別に生活に困るわけではないけど分かっているとちょっと嬉しい二つの違い、お時間のある時に是非1つでも覗いていただければと思います。